◎令和2年度 津沢地区住民福祉懇談会の開催報告
去る、10月4日(日) 10:00から津沢コミュニティプラザ多目的ホールにおいて、5年振りに開催されましたので、次にその概要をご報告します。
なお、この懇談会は、地域変化の把握や解決の取組方法を見出し、これを5年毎に策定の地区福祉活動計画に反映させて計画的に取組むために開催されたものです。
令和2年度 津沢地区住民福祉懇談会 議事概要
令和2年10月
津沢地区社会福祉協議会
日 時:令和2年10月4日(日) 10:00~12:00
場 所:津沢コミュニティプラザ 多目的ホール
出席者:全31名 内訳 津沢社協6,民生児童委員5,福祉推進員8名,各種団体選出5(つざわランド,公民館,食改,男女共同参画2),各長寿会会長5(上町,浦町,西町,清寿,南部),各サロン団体代表2(南部対話集会,いこいの館)
助言者:2名 小矢部市社協 主任2名
議 事:
1.開会(司会進行:交流推進部会長)
2.開会挨拶及び助言者紹介(津沢社協会長)
3.助言者挨拶:小矢部市社協 主任2名
4.講演 演題「住民福祉懇談会の趣旨について」(講師:小矢部市社協 主任)
5.意見交換
(1)福祉に関する意見や要望について(説明者:津沢社協会長)
意見交換に移る前に、津沢社協会長から資料1-1、1-2に基づき、参考にされたい旨の説明があった。
資料1-1 津沢地区福祉アンケート調査の結果(R2.5調査分)
資料1-2 津沢地区における福祉課題の改善要望について(津沢地区高齢者福祉課題検討委員会要望)
(2)班別懇談
予め、1班8名で4班(A~D)に別れて着座の出席者が、各班ごとに、次の検討項目について、課題の発見及びその解決方法等について意見交換を行った。
〇検討項目:高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉、その他要援護者福祉及び共通事項(地域の絆)
(3)意見発表(各班別)
前(2)班別懇談の結果について、A班からD班まで順に発表があり、概要は次のとおりであった。
・高齢者には、往診が可能な診療所が必要である。(現状:病院1か所のみ。往診不可)
・交通安全街頭指導の時間帯:夕方も実施しては如何か。(現状:毎月1、15日及び安全習慣の朝のみ。)
・生鮮食料品スーパー誘致を切望している。また、誘致方法の一考について(浦町の食料品店)
・市営バスの自由乗降区間の拡大について(現状:村部のみ自由乗降可、町部は不可)
・津沢地区のみで災害時避難の訓練をすべきではないか。(①高齢者・要援護者の避難方法、②村部の自治会における避難先)
・不燃物の分別方法の簡素化(高齢者には難しすぎる。)並びにリサイクル品の分別方法の明確化(例:ペットボトルや瓶のラベル剥がし有無などが曖昧)を要望。
・一人暮らし高齢者の見守りは、近所の協力が不可欠である。
・災害時避難行動要支援者の名簿は、逐次更新されていない。各自治会が常時把握・更新に変更すべき。
・高齢者が気軽に集える場(サロン)がない。
・コロナ禍により夜高あんどん祭りが中止されているが、若者の地域連携(絆)を深めるためにも来年度はマスクをしてでも実行を要望する。 など。
(4)まとめ
最後に、助言者2名により、次の概要のとおりまとめの発言があった。
・民生児童委員、福祉推進員等の役員のなり手がなかなか見つからない。
・この対策として、市社協では、役員の負担軽減のため、種々の方々による見守りの協力が必要であり、その協力度合いを100%ではなく50%程度の緩い協力を得る体制作りを目指している。
・また、ICT(電子機器)を使った見守りシステムも試験的に導入されている事例もある。(黒部市)
・しかし、福祉とは、人と人との繋がりが大事であるため、協力を願いたい。
・災害時に高齢者をどうするのかについて、津沢地区は日頃から隣近所に気にかけておられる良い地区であり、また防災士も充実されているので連携して、まずは出来ることから順次進められたい。
・児童福祉に関し、コロナ禍により、小・中学校では総合学習時間の大幅な縮減、並びに地域では人とのコミュニケーションが取れにくい状況により、児童福祉の希薄化が危惧される。地域力で支えられたい。市社協も支援したい。 など。
6.閉会挨拶:津沢社協 副会長)
7.閉会
以上